年長さんは5月からの活動として宇宙をテーマにした「みらいのまち」の絵画を描いてきました。日曜参観では無事にそれを保護者の方に見せることができ、とても満足そうな様子でした。
今度は活動の第二弾として、宇宙をテーマにしたみらいのまちを立体的に表現して楽しむ活動を実施することにしました。
ロケットのうちあげや参観日の傘袋ロケットなどでますます宇宙への興味が高まっている子どもたち。どんな作品ができあがったのでしょうか?
まず用意したのはこちら!
みんなの体よりも大きな段ボール
これを使って本格的な宇宙のまちづくりをすることに
もちろんなにを作るか、どんな形にするか・・・
考えるのは子どもたち
おっきなロケットを作りたい!
10階建てのお家を作る!
子ども達ならではの自由な発想が飛び交います。
「むずかしいかな?できないかも・・・」そんなことより「やってみたい!こういう風にしたい!」たくさんの前向きな楽しい発想が聞こえてきて、先生たちもどんなものができるのかわくわくです
今回は大きくロケットグループ、おうちグループ、モノレールグループに分かれて活動することに決まりました
各グループまずはどんなものを作るのか話し合いから。
子ども達同士でいろんな意見を出し合い、話し合うことで共同でものを作ることの楽しみを感じたり、協調性を身に付けたり、協同性を高めたり・・・
幼児期は遊びの中からたくさんのことを学んでいく子どもたち
観察していると自然とリーダーのような役割ができていることも。
まずは設計から。みんなの活動スタートです
クレヨンやはさみ、テープなどたくさんの道具を駆使して作品づくりを進める子どもたち
子どもたちの想いがどんどん作品を作り上げていきます
みんなで協力したり、意見を言ったり、聞いたり…
ときにはぶつかることがあっても子どもたち同士で考えながら取り組む様子が見られました
指先だってまだまだ大人のように自由に使えるわけではない子どもたち
ガムテープ一つ切るのも一苦労
でも夢中になって取り組む子どもたちにとってそんなことはおかまいなし
立体的な作品はもちろん中に入ることもできます
絵のような平面の作品にはなかった内装を作る喜びもあったようです
ぼくたちだけの秘密の暗号や謎のスイッチ・・・
いろんなものを乗せたロケットができあがってきました
おうちチームもドア、壁面、インテリア・・・
気が付くと2時間が経過していましたが、子どもたちは疲れも飽きもまったくなく、楽しそうに取り組んでいました
モノレールチームはたくさんの車両ができました
宇宙のまちを地球に向けて出発します
「したにはがすだいがあります(下にはガス台があります)」・・・
おうちの横にあるのはおそらくプロパンガス。子どもたちもおうちにはなにがあるのか、思い出し、自分たちだけの夢のおうちを作り上げていました
ある程度できあがったところでみんなの作品で遊んでみました。
これはなに?これすごいねー!ここはいってもいい??
お互いの作品を認め合い、楽しむ子どもたち。
夢の秘密基地ができあがりました。
おうち、ロケット、モノレール・・・
どれもとても素敵な作品に仕上がりました
出来上がった作品は部屋に置いて子どもたちがいつでも遊べるようにしてあります。
年少児さんを招いて作品を見せたり、一緒に中に入って遊んだり・・・
ときには壊されてしまうこともありますが、嫌な顔をすることなく修理する年長さんたち
朝幼稚園にいくと「先生テープちょうだい!」と声がかかることが多くなりました
作品は日々子どもたちの手によって改良されたり、修理されたり進化しているようです
一緒に作ることで育つ協同性、仲間意識、思いやり、助け合い、達成感
たくさんの話し合いや意見の交換の中から育つ人間性
そしてみんなで一緒に活動することの楽しさを知ること・・・
さらに、作った作品で遊びこむ中で育つもの・・・
これからの未来を担う子どもたちにとって大事な基盤を作る幼児期
そんな子ども達の未来へとつながる忘れられない体験をたくさんさせてあげられたらと思います
作品はお部屋に展示してありますので、保護者の方もお迎えの際などにご覧になってくださいね